第2戦 結果
第2戦 審査員寸評
大輪貴史 様
チームへのポイントは、テーマをしっかり前面に押し出しながら物語をテンポ良く展開させた紅に高得点を付けました。
なかでも第2幕の、仲が良さそうで少し間抜けな3人のやり取りはとても楽しい時間でした。
個人のポイントは、状況を説明的な台詞ではなくしっかり演技で見せてくれた紫の新井さんと、「マスク剥ぎ」や「わかるよって人」などで停滞しかけた空気を何度も一変させた緑の柳木さんに多く割り振りました。
三遊亭楽麻呂 様
上の者にというセリフを受けて、咄嗟にうえの ものという人物になった柳ガリさんに座布団10枚!超圧巻でした。
水谷健吾 様
即興で物語をつくり、その場で演じる。そのこと自体が僕からすれば超人的で職人技であり、4チーム全てが本当に素晴らしいと思いました!
その上で、作品に一気に入り込めた瞬間を思い出してみると、物語がどこに向かっているのかが理解できていた時でした。
グリーンの「変な名探偵が次々に出てくる」という流れや、紫の「年齢差のあるカップル」の設定は、誰が変な人で誰がまともな人か分かりやすく、そのシーンに出ていた役者さんも自分のなすべき事に自信をもって演じていたように思います。
ドラマ性という点では紫と黄色が印象的でした。
「お母さんが離婚している」「引きこもっている少女」など、欠けているものが既に設定に組み込まれており、何をすればドラマチックになるのか明示されているのが上手いなーと。
ただ、そういった理屈抜きで繋がりそうのない話が最後にバチっと収束した赤チームにも痺れました。インプロの醍醐味を存分に体験できた気がしています。
総じて、どのチームも本当に素晴らしかったです。ありがとうございました!